澄んだ音色と優しい響きで、幅広い世代に人気のウクレレ。独学で始めたいけれど、どんな教本を選べばいいのか、必要なグッズはなんだろうと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ウクレレ初心者でも安心して始められる、おすすめ教本とあったら便利なグッズをご紹介します。楽器店に行けば様々な教本やグッズが並んでいますので、実際に手に取って自分に合ったものを見つけるのも良いですね。
ウクレレ用のおすすめ教本・教則本
教本を選ぶ際には、自分のレベルに合ったものを選ぶことが大切ですが、自分にわかりやすいなと思った本、この曲が弾きたいというのが載っている本などを基準に選ぶといいですよ。
全くの初心者であれば、基本的なコードやストロークを丁寧に解説しているもの、簡単な曲がすぐに弾けるようになるものなどがおすすめです。
ある程度弾けるようになったら、ジャンル別の教本や、上級テクニックを習得するための教本に挑戦してみるのも良いでしょう。
たくさんの種類が置いてあるのは、やはり大きな本屋さんですが、大きな本屋さんに行くまでが大変という方のために、ウクレレ入門書として定評のある本をご紹介します。
はじめよう! ウクレレ(CD付)
出版社:ヤマハミュージックメディア
価格:1,760円(税別1,600円)
ウクレレの持ち方、チューニング方法、コードの押さえ方など、ウクレレを弾く前に知っておきたい基本がていねいに書かれています。
また、ダウンストロークの練習、コードチェンジの練習などがわかりやすく説明されています。
【収載曲】大きな古時計、オーラ・リー、アロハ・オエ、さらばジャマイカ、エーデルワイス、亜麻色の髪の乙女(ヴィレッジシンガーズ)、涙そうそう(夏川りみ)、いつも何度でも(木村弓)、風になる(つじあやの)、世界に一つだけの花(SMAP)、夏色(ゆず)、桜坂(福山雅治)、セロリ(山崎まさよし)、島唄(THE BOOM)、TSUNAMI(サザンオールスターズ)、翼をください(赤い鳥)、お嫁においで(加山雄三)、タフワフワイ[あーやんなっちゃった]、瞳をとじて(平井堅)、ひょっこりひょうたん島、Jupiter(平原綾香)、かえるのうた、スワニー河、アメイジング・グレイス、星に願いを、ブルー・ハワイ、花(喜納昌吉&チャンプルーズ)、愛のロマンス、聖者の行進、ウクレレ・スウィング
※CDには、大きな古時計、オーラ・リー、アロハ・オエ、さらばジャマイカ、エーデルワイスが、練習曲として収録されています。練習曲以外の「世界に一つだけの花」などのポップスは収録されていません。
超初級「コード3つ」からはじめる! 楽々ウクレレ弾き語り60
出版社:ヤマハミュージックメディア
価格:1,760円(税別1,600円)
たった3つのコードだけで曲を弾く練習から始まります。そして、最大でも7つのコードだけで弾ける曲が60曲載っています。童謡からポップスまで、バラエティ豊かな曲が収載されています。
60曲も収載されていますので、レパートリーがぐんと増えます。
※CDは付属されていません。
【収載曲】ふるさと、きらきら星、タフワフワイ、アロハ・オエ、Happy Birthday To You、日曜日よりの使者(↑THE HIGH-LOWS↓)、夢の中へ(井上陽水)、カイマナ・ヒラ、タイニー・バブルス (Tiny Bubbles)、パーリー・シェル(Pearly Shells)、おしえて( アニメ「『アルプスの少女ハイジ』より)、ムーンライト伝説(DALI)、ジングル・ベル、鉄腕アトム(上高田少年合唱団)、スタンド・バイ・ミー、南の島のハメハメハ大王、アンダー・ザ・シー(絢香)、Under The Sea(ディズニー映画『リトル・マーメイド』より)、おどるポンポコリン(B.B.クイーンズ)、I believe(絢香)、小さな世界(長渕剛)、今日の日はさようなら(森山良子)、乾杯(長渕剛)、島人ぬ宝(BEGIN)、First Love(宇多田ヒカル)、サザエさん一家(宇野ゆう子)、いつも何度でも(スタジオジブリ映画『千と千尋の神隠し』より)、津軽海峡・冬景色(石川さゆり)、なごり雪(イルカ)、三日月(絢香)、secret base~君がくれたもの~(ZONE)、バンザイ~好きでよかった~(ウルフルズ)、チェリー(スピッツ)、大きな古時計(平井堅)、粉雪(レミオロメン)、PRIDE(今井美樹)、レット・イット・ゴー~ありのままで~(May J.)、 CHE.R.RY(YUI)、贈る言葉(海援隊)、春よ、来い(松任谷由実)、どんなときも。(槇原敬之)、さんぽ(スタジオジブリ映画『となりのトトロ』より)、恋するフォーチュンクッキー(AKB48)、風になる(つじあやの/スタジオジブリ映画『猫の恩返し』より)、君をのせて(スタジオジブリ映画『天空の城ラピュタ』より)、栄光の架橋(ゆず)、TRUE LOVE(藤井フミヤ)、卒業写真(荒井由実)、サボテンの花(財津和夫)、 お嫁においで(加山雄三)、島唄(THE BOOM)、想い出の渚(ザ・ワイルド・ワンズ)、言葉にできない(小田和正)、未来へ(Kiroro)、空も飛べるはず(スピッツ)、桜坂(福山雅治)、てんとう虫のサンバ(チェリッシュ)、タッチ(岩崎良美)、3月9日(レミオロメン)、I LOVE YOU(尾崎豊)、さくら(独唱)(森山直太朗)
できる ゼロからはじめるウクレレ超入門(DVD付)
出版社:リットーミュージック
価格:1,650円(税別1,500円)
大きい文字と大きい写真でとても見やすい教本です。
10章で構成されていて、1章終えるごとにステップアップできるようになっています。
付録としてコードブックが載っているので便利です。
練習曲:メヌエット(バッハ)、お正月、オーラ・リー、かえるのうた、かっこう、メリーさんのひつじ、ふるさと、クレイジ-G
※付属のDVDは、機械によっては再生できないことがあるようですが、DVDに収録されている動画は、リットーミュージックのホームページでも見ることができます。
http://www.rittor-music.co.jp/s/dekiru
古川先生の初心者向けウクレレ講座 ウクレレ教本&DVD
メーカー:株式会社グッドアピール
価格:32,780円(税別29,800円)
値段は張りますが、DVDを見ながら、ウクレレが30日で簡単に弾けるようになる講座です。
指1本で1曲弾くことから始まり、最終的にはソロ曲が弾けるようになります。
チューニングの手順もていねいに解説してあります。
付属の教本も充実していて、どの指でどの弦を押さえるかが一目でわかるようになっています。
また、TAB譜というのが載っていますので、ソロで弾く練習もできます。ウクレレ教室に通うのはちょっと気がひけるという方にオススメです。
おうち時間を楽しむには、これくらいの投資をしてもいいですね。市販されていませんので、詳しくは公式サイトをご覧ください。
>>>[PR] 古川先生の初心者向けウクレレ講座公式サイトへ
・基本からコツコツやりたい方は『できる ゼロからはじめるウクレレ超入門』
・だいたいの基本を押さえて曲を弾きながら覚えていきたい方は『はじめよう! ウクレレ』
・とにかく曲を弾きたい方は『超初級「コード3つ」からはじめる!』
・楽譜やコードで尻込みしそうな方は『古川先生の初心者向けウクレレ講座 ウクレレ教本&DVD』
あったら便利なグッズ
最初は必要ないけど、あったら便利なグッズを3つご紹介します。
ピックについて触れていませんが、ピックを使って弾くと音が出やすいのでので、これからウクレレを始める方は、ピックを使って練習するといいですよ。
指だけで音の変化をつけられるようになると、あなたはもう上級者!
チューニング用のチューナー
ウクレレの弦を決められた音の高さに合わせることをチューニングといいます。弦を指で押さえない状態(開放弦)で、上(4弦)からソ、ド、ミ、ラに合わせるのが基本です。
自宅にピアノがあれば、ピアノの「ソ」を耳で聴いて、ウクレレの4弦を「ソ」に合わせます。同じように、3弦を「ド」、2弦を「ミ」、1弦を「ラ」に合わせます。
ピアノがない場合は、音叉(おんさ)やピッチパイプ(調子笛)を使う場合がありますが、最近は、ウクレレ用チューナーを使って音程を合わせる人がほとんどです。
※ウクレレ用でなくても、ギター用チューナーでもOK。ただし、上の写真のようなクリップ式のチューナーを買うようにしましょう。
※スマホアプリにチューナーもあります。
チューナーの操作は簡単ですので、誰でもできます。値段は、千円台で十分ですが、ウクレレ専用チューナーは2千円台はします。
ストラップ
立って演奏する場合、胸の横とひじの内側の間にウクレレを挟み込むようにして固定します。
特に一番小さなソプラノサイズのウクレレなら、ストラップは必要ありません。
しかし、長時間弾いたり、コードチェンジがはげしい曲などのときは、ストラップがあるとウクレレが安定して弾きやすいです。
カポタスト
譜面に書かれているコード通りに弾いているのに、なんか原曲と違う感じがするときがあります。そんな時は、原曲の方がキーが高いことが多いです。
そこでカポを使うことでキーを上げることができます。また、難しいコードもカポを使うことで、簡単なコードで弾くことができます。
ウクレレケースとスタンド
ウクレレケースは、ハードケースからソフトケースまで様々です。
ケースには、予備の弦、チューニング用チューナーなども入れられ、ウクレレを持ち運ぶときに便利です。やる!と決めたものの、ちょっと触っただけで、あとはケースに入れたままというのはよくあるパターン。
ウクレレケースは、最初はなかった方がよいかもしれません。
しかし、楽器委は湿度が命!長く使わない場合は、「湿度調整剤」といっしょにウクレレをハードケースに入れて、保管することをおすすめします。
ウクレレを立てかけておくスタンドがありますが、ウクレレが置物化する可能性があります。ウクレレは、いつでも弾ける場所に置いておくのがベスト。
ただし、直射日光などがあたる場所やエアコンの下はさけましょう。小さい子どもに触らせたくないなら、ウクレレ用ハンガーがおすすめです。
まとめ
「ウクレレのおすすめ教本とあったら便利なグッズ」をご紹介しました。
「コードを覚えなければ!」とコードの一覧表とにらめっこしていては上達しません。3つや4つの簡単なコードで弾ける有名曲がいくつもありますので、それを何度も繰り返すと上達します。
「ウクレレ超初心者でも弾ける簡単な曲!おすすめの人気曲」という題の記事を書いていますので、参考にしていただければ幸いです。
レッスンDVDとしては、「古川先生の初心者向けウクレレ講座」が有名です。
>>[PR] 古川先生の初心者向けウクレレ講座公式サイト
持っていれば便利なウクレレ用グッズとしては、「チューナー」、「ハードケース+湿度調整剤」だと思われます。