高品質ウクレレケースの選び方とおすすめ商品【初心者必見】

ウクレレを手に入れたら、ケース選びも重要なポイントですよね。大切なウクレレを衝撃や湿気から守るケースは、ウクレレライフを快適にするための必需品と言ってもいいでしょう。

しかし、いざケースを選ぼうとすると、種類が多くて迷ってしまう方もいるのではないでしょうか? ソフトケース? ハードケース? 素材は? 機能性は?

そこで今回は、初心者の方に向けて、高品質なウクレレケースの選び方とおすすめ商品を厳選してご紹介します。ケース選びのポイントを押さえて、長く愛用できるお気に入りの一品を見つけましょう!

 

高品質ウクレレケースの主な素材と特徴

高品質なウクレレケースを選ぶ際には、使用されている素材が重要なポイントとなります。以下に、主な素材とその特性について解説します。

ハードケース、セミハードケース、ギグバッグ、ソフトケースの順に、主な素材を一通り書いていますが、高品質なウクレレケースほど、値段が高いという傾向にあります。

 

ハードケースの素材

木材(合板): 重厚感があり、高級感があります。保温性が高いため、急激な温度変化から楽器を守ります。内部にはクッション材が敷かれていることが多く、衝撃からウクレレを保護します。ただし、重量があるため、持ち運びにはやや不便な場合があります。

ABS樹脂:ABS樹脂は、プラスチックの一種で、頑丈で耐久性が高く、比較的軽量であるというのが特徴です。防水性もあり、雨天でも楽器を守ります。汚れが付着しても、水拭きなどで簡単に落とすことができます。

グラスファイバー:グラスファイバーは、高い強度と耐久性を持ち、ウクレレを外部の衝撃や圧力からしっかりと保護します。軽量で持ち運びが楽です。温度や湿度の変化に強く、耐水性もあるため、外部からの水分や湿気から楽器を守ります。

カーボン:カーボンファイバーは非常に軽量な素材でありながら高い強度と耐久性があります。これにより、カーボン製のケースは非常に軽く、持ち運びが楽になります。温度や湿度の変化に対しても安定しています。ただ、製造メーカーが少なく、価格も65,000円以上と高価になります。

 

セミハードケースの素材

ポリウレタン:ポリウレタン製のウクレレケースは、近年注目を集めている素材で作られたケースです。ナイロンやポリエステルと比較して、より高い耐久性と柔軟性を兼ね備えていることが特徴です。また、水や湿気に強く、アウトドアでの使用にも適しています。紫外線にも強く、変色や劣化しにくいのが特徴です。

ナイロン:ナイロンは非常に耐久性があり、防水性があるため、セミハードケースに頻繁に使用されます。また、軽量であるため、持ち運びが容易です。外側の素材として使われることが多いです。

ポリエステル:ポリエステルもナイロン同様に耐久性があり、軽量であるため、セミハードケースの外装によく使用されます。耐候性もあり、日常的な使用に適しています。

EVAフォーム(エチレン酢酸ビニル):EVAフォームは衝撃吸収性が高く、セミハードケースの内側や外側のシェル部分に使用されることがあります。この素材は軽量でありながら、しっかりとした保護を提供します。

キャンバス:キャンバスは、「帆布(はんぷ)」とも呼ばれ、多くは、綿を主原料とし、厚手で織り目が密なため、非常に丈夫です。擦り傷や衝撃からウクレレをしっかりと保護します。綿素材であるため、通気性が良く、楽器内部の湿気を逃がす効果があります。

ポリカーボネート:一部の高級セミハードケースでは、ポリカーボネートが使われることがあります。これは非常に頑丈で、優れた保護性能を持つ素材です。ただし、他の素材に比べて若干重くなることがあります。

 

ギグバッグ(ギグケース)

ギグバッグは、セミハードケースより耐久性、耐衝撃性に劣りますが、ソフトケースよりも生地が厚く頑丈に作られています。大きなポケットがついているものが多く、楽譜やピック、チューナーなど、様々なアクセサリーを一緒に収納できます。両手が自由になるリュックタイプは、電車移動や徒歩での移動に便利です。

 

ソフトケースの素材

ソフトケースの多くは、ナイロン、ポリエステル、キャンバス(帆布)、リネン(麻)で作られています。よって、一般的に、価格が安いです。2,000円代から8,000円の間で購入できます。

ナイロン製とポリエステル製は比較的価格が安く、キャンバス製とリネン製は、価格が少し高くなります。また、厚手のクッション材の使用、収納ポケットの数、デザイン性、などによって価格に差が生じます。

 

高品質ケースのメリット

ウクレレにとってケースは、保管時や持ち運び時の衝撃から守るための必需品です。しかし、ケース選びで重要なのは保護性能だけではありません。高品質なケースを選ぶことで、楽器のコンディション維持、そして演奏性を高めることにも繋がります。

まず、高品質なケースは、湿度や温度変化の影響を受けにくい素材や構造を採用しているため、ウクレレにとって最適な環境を保ちます。これは、デリケートな木製楽器にとって、反りや割れを防ぐために非常に重要です。

さらに、ケース内のクッション性が高いと、外部からの衝撃を効果的に吸収し、大切なウクレレをしっかりと保護します。また、収納スペースが充実しているケースなら、チューナーやストラップなどの小物も一緒に収納でき、演奏に必要なアイテムをまとめて持ち運ぶことができます。

 

ウクレレケースの選び方

ここでは、ウクレレケースの選び方、特に次の内容について解説してます。

1.ソフトケースにするか、ハードケースにするか
2.防水性と耐久性は重要
3.持ち運びやすさと収納力

 

ソフトケースvsハードケース

ウクレレケースを選ぶなら、ソフトケースとハードケースどちらが良いか迷いますよね。手軽さで選ぶならソフトケースがおすすめ。軽量で持ち運びやすく、価格もリーズナブルなものが多く揃っています。

一方、大切なウクレレを衝撃からしっかり守りたいなら、頑丈なハードケースを選びましょう。多少重さはありますが、ケース内でウクレレが動かないよう固定されているため、安心して持ち運べます。用途や保管状況に合わせて、最適なケースを選びましょう。

また、ウクレレを外に持ち出すときは、持ち運びに便利なソフトケース、家で保管しておくときは、ハードケースにウクレレを「湿度調整剤」と一緒に入れておくという選択肢もあります。

 

防水性と耐久性の重要性

ウクレレは繊細な楽器であるため、湿気や衝撃から守るためにはケース選びが重要です。特に、屋外での演奏や持ち運びが多い場合は、防水性と耐久性に優れたケースを選ぶようにしましょう。

防水加工が施されたケースは、雨や水しぶきから大切なウクレレを守ってくれます。また、衝撃吸収材を使用したケースは、落下時などの衝撃からウクレレを守り、長く愛用することができます。

 

持ち運びやすさと収納力

ウクレレケースを選ぶ際、持ち運びやすさと収納力は重要な要素ですよね。移動中も快適に持ち運べるよう、リュックタイプやショルダーストラップ付きのケースが人気です。

また、大切なウクレレを衝撃から守るため、クッション材がしっかり入ったケースを選びましょう。さらに、楽譜やチューナーなど、演奏に必要な小物も収納できるケースなら、より便利に使えますね。

高品質なウクレレケースは、大切な楽器を長く愛用するためのパートナーと言えるでしょう。

 

購入前に確認すべきポイント

ウクレレケースの購入にあたっては、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

まず、ウクレレのサイズに合ったケースを選びましょう。ソプラノ、コンサート、テナーなど、ウクレレには様々なサイズがあります。また、ソプラノサイズのケースでも、ロングネックのソプラノは入らないという場合があります。

ケースのサイズが合っていないと、楽器が中で動いてしまい、破損の原因になる可能性があります。ソフトケースの場合、ウクレレを固定できるベルト付きをおすすめします。

次に、材質にも注目しましょう。軽量なナイロン製、耐久性に優れたハードケースなど、様々な種類があります。使用シーンや保管方法に合わせて選ぶようにしましょう。

さらに、収納力も重要なポイントです。楽譜やチューナーなど、ウクレレ演奏に必要な小物類を収納できるポケットが付いていると便利です。価格やデザインだけでなく、機能性も考慮して、自分にぴったりのウクレレケースを見つけましょう。

大切なウクレレを守るためには、衝撃吸収性に優れた高品質なケースを選ぶことが大切です。例えば、厚手のクッション材が使われていたり、防水加工が施されているケースは、安心して持ち運ぶことができます。

 

高品質ウクレレケースの購入方法:オンライン vs 実店舗

ウクレレケースの購入は、オンラインと実店舗、どちらを選ぶかによってメリットとデメリットが異なります。それぞれのメリット・デメリットを比較し、ご自身の状況に合った購入方法を選びましょう。

 

オンライン購入のメリットとデメリット

オンラインで購入するメリット
・豊富な品揃え:実店舗では取り扱っていないモデルやカラーなど、選択肢が非常に多いです。
・24時間いつでも購入可能:時間に縛られず、自分のペースで購入できます。
・価格比較が簡単:複数のサイトの価格を簡単に比較でき、お得な商品を見つけやすいです。
・自宅まで配送:購入した商品を自宅まで届けてもらえるので、重たい荷物を持つ必要がありません。
・ユーザーレビュー:実際のユーザーのレビューや評価を参考にして購入することができます。

オンラインで購入するデメリット
・実物を見ることができない:サイズ感や素材感、色味などがイメージと異なる場合があります。
・種類が多い:種類が多いので、なかなか決められないことがあります。
・到着までに時間がかかる:注文から商品到着まで、数日かかる場合があります。
・返品・交換の手続きが面倒な場合がある:サイズが合わない、イメージと違うなどの場合、返品・交換の手続きが必要になることがあります。

 

実店舗で購入するメリットとデメリット

実店舗で購入するメリット
・実物を見て触って選べる:サイズ感や素材感、色味などを確認できます。
・店員に相談できる:商品選びに迷った場合、店員に相談することで、自分に合った商品を選ぶことができます。
・すぐに持ち帰ることができる:購入後、すぐに商品を持ち帰ることができます。

実店舗で購入するデメリット
・品揃えが限られている:オンラインストアに比べて、取り扱っている商品数が少ない場合があります。
・価格が高い場合がある:オンラインストアよりも価格が高い場合があります。
・営業時間に制限がある:店舗の営業時間内にしか購入できません。
・時間と労力がかかる:実店舗まで足を運ぶ必要があり、時間と労力がかかります。
・場所に制約がある:近くに楽器店がない場合、移動に時間がかかることがあります。

 

まとめにかえて

まとめにかえて、すでに写真を掲載してるものもありますが、手ごろな価格で、高品質なウクレレケースをご紹介しておきます。なお、型番はソプラノサイズのものです。価格はAmazon、楽天で調べました。

<ハードケース>
・GOTOR(ゲーター)「GW-UKE-SOP」約14,000円
・キクタニ「UPC-10N」約9,600円
・KIWAYA「HCK-S」約17,000円

<セミハードケース>
・KARA(カラ)「UC-S」約8,800円

<ギグバッグ>
・KARA「TSUB-S」約8,000円

<ソフトケース>
・ORCAS(オルカス)「OUGC-1」約5,000円

ちなみに、Aranjuez(アランフェス)のスタンダードのソプラノ用ケース(グラスファイバー製)が、2024年、ソプラノロングネックが収納できるようになりました。価格は約26,000円ですが、カラーバリエーションが豊富で、人気のあるおしゃれなケースです。

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